記憶の渦



うーむ
夏が世界を掴んで
なかなか離してくれないなあ

もうすぐ寒くなるというのに
この世界には冬が実在するということを
すっかり忘れてしまいそうになるのです。


最近は哀しい別れとかもあって
色々と思いを馳せております。

あの時僕がいなくならなければ
少し結果は変わっていたのだろうか。
とかね。

たった一つの疑念は渦となって
大きくなっていくけれど、

考えても仕方のないことだしね。

色々と大変と思うことも多かったけど
小さくなっていくこの永い記憶の渦を
僕は抱えて生きていくのだろう。